指定 | |
種別 | 史跡 |
員数 | 1カ所 |
所在場所 | 府中2435-1 |
平成18年(2006)に南宮大社御旅所付近が美濃国府跡として国史跡に指定されたことにより、それ以前に町指定となっていた美濃国府跡は、これまで国府所在地として永らく伝承されてきていることなどから、「美濃国府跡伝承地」と名称変更を行いました。当指定地は、府中村郷土史研究会の調査成果に基づき、昭和32年(1957)に町史跡美濃国府跡として指定されました。当研究会は、昭和27年(1953)府中村史編纂を前提とした郷土史研究を目的に発足し、約10年近くの間に郷土史研究を進め、国府に関する研究では、府中地区に残る字名や、井戸の位置、古い瓦の出土などから、美濃国府が安立寺付近にあったと推定しています。地元郷土史研究の地道な成果と歴史地理学研究の嚆矢としての貴重な価値を有しています。