町内個人蔵。絹本彩色。作者不詳。「聖像之記」(天明八辛卯歳 櫟原篤好識)が一緒に残されており、これによれば将軍綱吉が中国から取り寄せた三幅の内で、一幅は幕府聖堂に、もう一幅は長崎聖堂に奉祀され、残り一幅が三宅尚斎に下賜され、それが櫟原踅斎(いちはらせっさい)の師の久米訂斎(くめていさい)に相伝され、天和8年(1771)に踅斎が譲りを受けたという。
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